大病院の専門性における細分化は患者様の利益につながることではありますが、一極集中による弊害も多々見受けられます。内視鏡検査だけで一ヶ月待ちになると言うのは良くあることです。このような患者さんにおいては消化器科で培ってきた内視鏡の経験を生かし、診断・治療を積極的に行っていきたいと考えております。

また、大病院においては特殊な疾患においては十分な説明を受けられても、一般的な疾患であれば病名だけで説明が終わってしまうこともあります。どのような疾患であろうと自分の疾患に不安を持ちいろいろな情報を得たいというのは当然の事であり、それは患者様の権利でもあり、わかりやすく説明することは医師の義務であると考えております。

多くの病気において医師として出来ることは多くが患者様の病気を治したいという努力の後押しや、お手伝いがほとんどです。このために最も大切なのはコミュニケーションと 考えております。もちろん専門性の高い疾患は速やかに適切な医療機関に紹介することはもちろん、生活習慣病などにおいては、患者様と一緒にホームドクターとして問題点を考え適切なアドバイスをさせていただきたいと考えております。